「お宮参りって何を用意すればいいの?」「当日、赤ちゃんはどんな服装で行けばいいの?」初めてのお宮参りは、わからないことだらけで不安になりますよね。
この記事では、お宮参りの持ち物から服装、初穂料、季節対策まで、必要な情報を網羅的に解説します。
この記事を読めば、初めてのお宮参りでも、何を準備すれば良いのか、当日の流れはどうなるのかが明確になります。
ぜひこの記事を参考に、万全の準備で、思い出に残るお宮参りを実現してください。
お宮参りとは?基礎知識
お宮参りとは、赤ちゃんが無事に生まれたことを神様に感謝し、健やかな成長を願う日本の伝統行事です。古くから伝わる習わしで、一般的には生後1ヶ月頃、生後1カ月が目安とされていますが、赤ちゃんの体調や気候を考慮して時期を調整しましょう。地域の氏神様を祀る神社に参拝するのが一般的です。
お宮参りは、赤ちゃんの健やかな成長を祈願する大切な行事です。家族みんなで、赤ちゃんの誕生をお祝いしましょう。
初めてのお宮参りで準備に悩むこと
初めてのお宮参りでは、何を準備すれば良いのか分からず、不安になる方も多いのではないでしょうか。お宮参りで赤ちゃんが着用する衣装は何が良いのか、どんな着物を選べば良いのか、必要な持ち物は何なのか、初穂料はいくら包めばいいのかなど、疑問がたくさん出てくると思います。
初めてのことばかりで戸惑うかもしれませんが、この記事を読めば、お宮参りの準備は万全です。安心して当日を迎えられるように、しっかりと準備を進めていきましょう。
【必須】お宮参り当日の持ち物チェックリスト
お宮参り当日に必要な持ち物を、リスト形式でご紹介します。
忘れ物がないように、事前にリストを作成して、しっかりと確認しておきましょう。
赤ちゃんの外出に必要なもの
赤ちゃんとの外出は、いつも以上に準備が必要です。お宮参り当日に必要なものを確認し、忘れ物がないようにしましょう。ミルクや授乳に関するもの、おむつ交換セットは必須です。
- おむつセット:おむつ、おしりふき、おむつ替えシート、使用済みおむつを入れる袋。赤ちゃんは、こまめにおむつ交換が必要です。多めに用意しておくと安心です。
- ミルクセット:粉ミルク、哺乳瓶、お湯、湯冷まし。ミルクを飲ませる場合は、用意が必要です。授乳室がない場合に備えて、用意しておきましょう。魔法瓶に熱湯を入れて持参すると便利です。
- 授乳ケープ:母乳の場合に備えて、授乳室がない場所でも授乳できるように用意しましょう。
- 着替え:肌着、ロンパースなど。汗をかいたり、ミルクを吐き戻したりした場合に備えて、着替えを用意しておきましょう。2〜3着あると安心です。
- おくるみ:赤ちゃんを包むためのもの。退院時やお宮参りの際に使用します。体温調節にも役立ちます。
- ガーゼ:赤ちゃんの口元を拭いたり、汗を拭いたりするもの。何枚か用意しておくと便利です。よだれが多い赤ちゃんの場合は、多めに用意しておきましょう。
- 抱っこ紐:移動の際に使用。抱っこ紐があると、移動が楽になります。ご祈祷を受ける際にも、抱っこ紐があると便利です。ベビーカーと抱っこ紐を両方用意しておくと、状況に応じて対応できます。
- 母子手帳:念のため持っておくと安心です。
- おもちゃ:待ち時間などにぐずった時に役立ちます。音の静かなおもちゃがおすすめです。
- S字フック:ベビーカーに荷物をかける際に役立ちます。
忘れずに!初穂料(ご祝儀)の準備
次に、お宮参りで神社に納める初穂料について解説します。ご祈祷をお願いする場合は、必ず準備しましょう。初穂料は、神様へのお供え物としてのお金という意味合いがあります。
- 初穂料の相場:5,000円〜10,000円。神社によって金額が異なる場合がありますので、事前に確認しておきましょう。
- のし袋:紅白蝶結びのものを使用。表書きは「御初穂料」または「御玉串料」と記載します。どちらの表書きを使うかは神社によって異なる場合があるので、事前に確認しておくと安心です。下段には、赤ちゃんの名前を書きましょう。
- 袱紗:のし袋を包む布。袱紗に包んで持参するのがマナーです。紺色や紫色などの落ち着いた色のものを選びましょう。慶事用の右開きになるように袱紗に包みます。
- 現金:新札を用意するのがマナーです。やむを得ずピン札を用意できない場合は、できるだけ綺麗なお札を選びましょう。
お宮参りであると便利な持ち物
ここまでは必須の持ち物をご紹介しましたが、さらに、お宮参りにあると便利な持ち物をご紹介します。
季節ごとの対策グッズ
お宮参りの時期によって、必要なものが変わってきます。体温調整が苦手な赤ちゃんのために、季節に合わせた対策グッズを用意しておきましょう。
- 春・秋:羽織もの(カーディガン、ベストなど)、紫外線対策グッズ(日焼け止め、帽子など)、UVカット素材の衣類、日傘
- 夏:暑さ対策グッズ(保冷剤、扇子など)、虫除けスプレー、冷却シート
- 冬:防寒グッズ(ブランケット、カイロなど)、保湿クリーム、湯たんぽ (移動距離が長い場合)
- 梅雨:レインカバー (ベビーカーの場合)、抱っこ紐用レインコート
赤ちゃんのお世話に役立つグッズ
お宮参り当日は、赤ちゃんのお世話をする時間も長くなります。お世話に役立つグッズを用意しておくと安心です。ミルク、おむつ、着替えのセットに加えて、おもちゃやタオルなど、赤ちゃんが快適に過ごせるようなグッズを用意しましょう。
- 授乳ケープ:授乳室がない場合に
- おしゃぶり:ぐずり対策に
- お気に入りのおもちゃ:待ち時間対策に
- 除菌シート:手を拭いたり、おもちゃを拭いたりするのに
- 綿棒:細かい汚れを拭き取るのに
- ばんそうこう:赤ちゃんの靴擦れや、大人の草履ずれに備えて用意しておくと安心です。
- タオル:汗拭き用や吐き戻しに備えて多めに用意しておきましょう。ハンカチも用意しておくと便利です。
写真撮影をより楽しむグッズ
お宮参りは、一生の思い出に残る大切な行事です。写真撮影をより楽しむためのグッズを用意しましょう。最近では、フォトスタジオでの記念撮影だけでなく、出張撮影を依頼する人も増えています。
- カメラ:思い出を記録するために
- スマートフォン:手軽に写真を撮るために
- モバイルバッテリー:充電切れの心配をなくすために
- 三脚:家族写真を撮るために
- フォトプロップス:写真撮影を盛り上げるために
- ビデオカメラ:写真だけでなく、動画も撮っておくと、より思い出が鮮明に残ります。
お宮参りの持ち物に関する注意点
お宮参りの持ち物を準備する上で、さらに注意しておきたいポイントをご紹介します。
持ち物を準備する上でのポイント
- 事前にリストを作成する:必要なものをリストアップしておくと、忘れ物を防ぐことができます。チェックリストを作成して、持ち物を確認するとさらに安心です。
- 早めに準備を始める:当日になって慌てないように、余裕を持って準備を始めましょう。1週間前には準備を始めると、余裕を持って対応できます。
- 天気予報を確認する:天候に合わせて、必要なものを準備しましょう。
- 荷物はコンパクトにまとめる:持ち物が多くなりすぎないように、必要なものだけを選びましょう。
- 誰が何を持つか分担する:家族で協力して、荷物を分担しましょう。祖父母が参加する場合は、荷物持ちをお願いするのも良いでしょう。ママパパだけでなく、家族みんなで協力して準備を進めましょう。
状況変化に対応できる準備
お宮参り当日は、予期せぬ事態が起こることもあります。
状況変化に対応できるよう、準備をしておきましょう。
- 着替えを多めに用意する:赤ちゃんが汚してしまった場合に備えて、着替えを多めに用意しておきましょう。
- ミルクや離乳食を多めに用意する:赤ちゃんがお腹を空かせてしまった場合に備えて、ミルクや離乳食を多めに用意しておきましょう。
- 保険証や診察券を持参する:赤ちゃんの体調が悪くなった場合に備えて、保険証や診察券を持参しましょう。
- 交通手段を確認しておく:電車やバスなどの交通機関を利用する場合は、事前に時刻表などを確認しておきましょう。車で行く場合は、駐車場の有無や混雑状況を確認しておきましょう。
- ウェットティッシュ:手や体を拭くのに使用します。アルコールタイプとノンアルコールタイプがあると便利です。
荷物の整理・収納のコツ
持ち物が多くなりがちなお宮参り。
荷物を整理・収納するコツをご紹介します。
- カテゴリーごとにまとめる:おむつセット、ミルクセットなど、カテゴリーごとにまとめて収納すると、必要な時にすぐ取り出せます。
- 透明な収納ケースを活用する:中身が見える透明な収納ケースを使うと、何が入っているか一目で分かります。
- 圧縮袋を活用する:衣類などを圧縮袋に入れると、コンパクトに収納できます。
- リュックサックを活用する:両手が空くリュックサックは、赤ちゃんを抱っこする際に便利です。
- ベビーカー用バッグ:ベビーカーに取り付けられるバッグは、必要なものをすぐに取り出せるので便利です。
お宮参り、持ち物以外に必要な準備
お宮参りは、持ち物以外にも準備することがたくさんあります。
スムーズな日程の決め方
お宮参りの日程は、赤ちゃんとママの体調を考慮して決めましょう。産後のママの体調も考慮して無理のないスケジュールを立てましょう。
- 生後1ヶ月頃を目安に:赤ちゃんの体調が安定してくる生後1ヶ月頃を目安に日程を決めましょう。1ヶ月検診が終わってから日程を決めると安心です。生後1か月、2か月頃を目安に計画を立てるのが良いでしょう。
- 吉日を選ぶ:大安や友引などの吉日を選ぶと良いでしょう。六輝を参考に、家族で相談して決めましょう。
- 家族の都合を考慮する:家族みんなが参加できる日を選びましょう。両家のご両親の都合も考慮して日程を決めると良いでしょう。
- 気候の良い時期を選ぶ:真夏や真冬は、赤ちゃんやママの負担になるため、避けた方が良いでしょう。春や秋など、過ごしやすい時期がおすすめです。
神社の選び方と予約方法
お宮参りをする神社は、どこでも良いわけではありません。選び方のポイントをご紹介します。お参りする神社は、氏神様を祀る神社を選ぶのが一般的です。
- 氏神様を祀る神社:地域の氏神様を祀る神社にお参りするのが一般的です。
- 自宅から近い神社:赤ちゃんやママの負担を考慮して、自宅から近い神社を選びましょう。移動の負担を減らすことが大切です。
- 由緒ある神社:歴史や由緒のある神社を選ぶのも良いでしょう。
- 予約が必要な場合も:神社によっては、ご祈祷の予約が必要な場合があります。事前に確認しておきましょう。電話やインターネットで予約できる場合もあります。
- バリアフリー:ベビーカーや車椅子でも移動しやすいように、バリアフリー対応の神社を選ぶと安心です。
服装(親・祖父母)のマナー
お宮参りの服装は、赤ちゃんだけでなく、両親や祖父母も気を配る必要があります。服装のマナーを守って、お祝いの気持ちを表しましょう。
- 両親の服装:父親は、スーツやジャケットを着用しましょう。母親は、ワンピースや着物を着用しましょう。派手な服装は避け、落ち着いた色のものを選びましょう。母親は、授乳しやすい服装を選ぶと便利です。訪問着もおすすめです。
- 祖父母の服装:両親と同様に、落ち着いた服装を心がけましょう。和装の場合は、略礼装が良いでしょう。
- アクセサリーは控えめに:派手なアクセサリーは避け、真珠のネックレスなど、控えめなものを選びましょう。
- 足元:神社によっては砂利道や階段があるため、歩きやすい靴を選びましょう。特に和装の場合は、履き慣れた草履を選ぶようにしましょう。
お宮参り 必要なものに関するよくある質問
お宮参りについて、よくある質問をまとめました。
お宮参り当日の服装は?
赤ちゃんは、白羽二重の内着に祝い着(産着)をかけるのが正式です。
最近では、ベビードレスやロンパースなど、洋装を選ぶ方も増えています。
両親は、父親はスーツ、母親はワンピースや着物を着用するのが一般的です。和装の場合は、訪問着もおすすめです。
雨天時のお宮参りの持ち物は?
雨天時のお宮参りには、雨具が必要です。
赤ちゃんには、レインカバー付きのベビーカーや抱っこ紐用のレインカバーを用意しましょう。
両親や祖父母は、傘やレインコートを用意しましょう。
足元が滑りやすいので、滑り止めのある靴を選びましょう。
タオルを多めに用意しておくと、濡れたものを拭くのに便利です。
まとめ:万全の準備でお宮参りを成功させよう
お宮参りは、赤ちゃんにとって初めての大きな行事です。
この記事を参考に、万全の準備をして、思い出に残るお宮参りを成功させましょう。
お宮参りは、赤ちゃんの健やかな成長を願う大切な行事です。
家族みんなで、赤ちゃんの誕生をお祝いし、幸せな時間を過ごしましょう。
持ち物チェックリストを活用して、忘れ物がないようにしましょう。お宮参りの写真撮影も忘れずに。一生の思い出になります。